年末年始調整の書類であちらこちらで目にした『扶養』について、しっかり理解しているでしょうか?
私的には『仕事をしている夫がいて、その家族の専業主婦や子どもが納税しないで済むように入るもの』だと、ざっくりな理解で認識していました。しかし共働きで扶養の問題や親の扶養など様々なことで苦労したことがあったので、その度に学んでいきましたね。(^_^;)w
今回は、税制上の扶養について年末調整時に困ったことを紹介したいと思います。
扶養の疑問7選!
1.扶養親族について
別居でも仕送りなどしていれば対象なので、離れて暮らす両親は義理の親も扶養に入れます。
条件としては、以下の内容があります。
- 年間の合計所得金額が48万円以下であること
- 生計が一であること(6親等内の血族、3親等内の姻族)
2.誰が控除対象?
16歳未満の子どもは控除対象外ですが、住民税の非課税限度額を出す際の扶養親族数としてはカウントできます。そのため、対象としては、16歳以上の方が控除対象になるわけです。
3.どっちの扶養がお得なの?
妻が産休・育休で収入減なら、その年だけ夫の扶養に入ることができます。(妻の扶養に入っていた子や親も同様です。)
共働き夫婦の場合は、原則所得の多い方に入れます。
4.子が社会人になったら?
今年から社会人なら、『令和3年分扶養控除等(異動)申告書』を訂正します。
※令和3年分が会社から戻されない場合
『令和4年分』にこの情報を書かなければ会社側から扶養を外す確認があるはずです。あらかじめ口頭でも伝えておけば確実ですよ。
5.同居老親が入院したら?
一時的に入院であれば同居ですが、老人ホームなどの施設に入所しているなら別居扱いになります。
『同居』か『別居』で控除額が変わるので注意してください。
6.手続き方法
会社員なら年末調整、自営業者なら確定申告で手続き出来ます。
- 親族の場合
『扶養控除等(異動)申告書』に必要事項を記入して提出してください。
- 配偶者の場合
『扶養控除等(異動)申告書』、『配偶者控除等申告書』を提出してください。
7.確認方法
源泉徴収票にて確認を行います。
もし間違っていても、確定申告で修正可能です!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、『扶養』について私が苦労したことをまとめました。
意外と知らないことも多いのでは無いでしょうか。
離れていても扶養に入れることも出来ますし、共働きでも状況に応じて一時的に相手の扶養に入ることも出来ます。そして、源泉徴収票で確認して間違えているときには、確定申告で修正することも出来ます。
社会人になると、新卒や中堅、老人など年齢が関係なく関わっていくことなので、しっかり理解して年末調整や確定申告を行うようにしてください。
それでは(@^^)/~~~。