キャンプなどで自然の中で過ごすことは、人間にとって素晴らしい効果があることが科学的に実証されていることをご存知でしょうか。
人間の脳には、『ネイチャーニューロン』と呼ばれる自然にだけ反応する脳細胞があります。※ニューロンとは脳を構成する神経細胞のことです。
自然の中で過ごすことによって、『ネイチャーニューロン』が活性化され、様々な効果があります。
今回は、そんな身体に良いキャンプについて健康目線でメリットとデメリットを紹介したいと思います。
健康目線で考えるキャンプのメリットとデメリット
1.森の中を散歩するだけで…(身体のメリット)
森の中で2時間ほど過ごすと、ナチュラルキラー細胞が40%増殖します。ナチュラルキラー細胞(NK細胞)とは、全身をパトロールしながら、がん細胞やウイルス感染細胞などを見つけ次第、攻撃するリンパ球です。免疫力が高くなることで病気にかかりにくかったり、体調を崩しても回復が早かったりします。
森の中で2時間ほど過ごすと、
このように自然の中でリラックスするだけで、人間の身体は健康体に近づくことが科学的にも実証されています。
2.なぜ自然を好むのか?
更に、人間には生まれつき『自然や生物と繋がりたい』という欲求が備わっており、【バイオフィリア仮説】と言われる仮説があります。
人間の歴史は約700万年ありますが、人工的な暮らしになってからは、まだ300年ほどしか経っていません。つまりほとんどの時間を自然と共に過ごしており、人間は生理機能に関してまだ自然に対して対応しています。遺伝子の変化には、最短でも1万年程度の時間を要するとまで言われています。
これはバイオフィリア仮説だけでなく、脳が自然に対して敏感に反応することは、先に述べた科学的な実験でも立証されています。
3.自然に触れ合わないと…!(身体のデメリット)
自然と共に過ごすことは、ストレス軽減や免疫機能アップなど人間にとって素晴らしい効果がありますが、反対に自然不足になると『自然欠乏症候群』と呼ばれ、人間にとって多くのリスクがあります。
自然欠乏症候群とは、自然から遠ざかった生活をすることにより、全身の倦怠感や不眠・鬱など身体の不調が引き起こされることを言います。子どもにとってその影響は更に大きいと考えられており、自然と触れ合わない生活を続けると集中力・忍耐力・落ち着きの無さなどが現れやすいとされています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、キャンプをするメリットとデメリットを紹介しました。
自然の効果は、人間にとって健康的な生活を送る上で大切なことです。森の中で2時間ほど過ごすだけで効果があります。
1日以上自然の中で過ごすキャンプでは、自然の効果をたくさん受けることになります。ぜひ、時間を見つけて森林浴を楽しんでみてください。
それでは(@^^)/~~~。