子どもには、思いやりのある優しい子に育ってほしいと願う親は多いと思います。
小さい頃は優しい子だったのに、小学生になったら何だか違ってきた…。なんてこともあると思います。
優しい子に育てるために出来ることをご紹介します。
優しい子に育てるために出来ること!!
優しさには気持ちと行動の2種類があります。
- 気持ち:相手は今悲しいかな?これをしてあげたら喜ぶかな?と相手の感情を察すること
- 行動:相手が優しいと感じられる行動をすること
幼児〜小学校低学年までの子どもが苦手なこと
共感は小学校中学年頃から徐々にできるようになっていくと考えられています。
そのため、次のような事は苦手に感じる子ともはたくさんいます。
- 他者の立場に立つこと
- 自分の感情をコントロールすること
- 2つ以上のことを同時に考慮すること
- 目に見えない心の中や意図を察すること
相手の立場に立てるのは、8〜9歳頃になります。
「うちの子は1歳の時から優しい!」と思うこともあるかも知れませんが、それは相手の立場に立っているというより、相手の表情を見て、行動を真似しているのかもしれません。そのため、優しい行動の方を先に学んでいることになります。
では、優しい子に育つために出来ることは何があるのでしょうか?それでは紹介していきます。
1.小さな優しさを見つけて褒める
例えば、弟にお菓子を分けてあげた。手伝いををさり気なくしてくれた。
そんな時に、「優しいね〜ありがとう」と一言声掛けすることで、子どもは「喜んでもらえる」「褒めてもらえる」と学びます。
これは自分は優しい人間なんだと自己肯定感も高まるため、より優しい人間になろうと努力します。
2.感情を話題にして考えさせる
本当の優しさを発揮できるには、相手の立場に立って考える力が必要になります。
オススメ①絵本や児童書の読み聞かせ
登場人物について「どうして泣いちゃったのかな?」「今この子はどんな気持ちだろうね?」と聞いて考えさせます。
オススメ②映画鑑賞
子供の好きな映画や親がオススメな映画を一緒に観て、泣けた場面、心が動いた場面などを語り合います。
普段は気持ちを話してくれない子でも、ストーリーを通じてだと良く話してくれることもあります。
3.優しい行動を実際に見せる
子どもにとって親はお手本の存在であり、親の行動を真似しようとします。
そのため、次のような体験をさせてあげましょう。
①誰かのためにプレゼントを用意する
②家族で地域清掃などボランティアに参加する
③出かけた先で席を譲るなど人を助ける
優しい気持ちや行動は自然に芽生えるものではなく学ぶものなので、進んでお手本になる行動をしていきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、優しい子に育てるために出来ることについて紹介しました。
ほとんどの子が優しい気持ちを心に持っていると思います。表現の仕方が分からない子も多いので、親がお手本になって教えてあげましょう。