子どもの運動神経は幼児期の経験で90%が発達すると言われています。
その神経系の発達が著しい時期に、多種多様な動きを経験することで、運動神経を伸ばすことが出来ます。
そんな子どもの運動神経について今回は紹介したいと思います。
子どもの運動神経は6歳までの〇〇で決まる!
運動能力と運動神経
運動能力は、身体の骨格や筋肉などの心身状態を指します。これは親からの遺伝に依存しており、約50%が遺伝です。
運動神経は、俊敏性、バランス感覚、リズム感などの動作のことを指します。これは後天的なものが多く、幼児期の経験で発達が決まります。
親からの遺伝で「運動能力が高い」からと言って、スポーツが得意になるとは限らない事になります。
運動神経の発達
運動神経の発達期間はそれぞれありますが、一生に一度、運動神経が伸びる黄金期があります。それがゴールデンエイジです!
この時期に運動環境を整えると、運動神経がグーンと伸ばすことが出来ます。
運動神経が伸びる時期は次の通りです。(資料によって多少差があります。)
- プレゴールデンエイジ :3〜6歳
- ゴールデンエイジ :6〜12歳
- ポストゴールデンエイジ:12〜14歳
運動神経を引き上げる方法
運動が得意な子どもは、動きの引き出しをたくさん持っていることが多くあります。引き出しの中から適切な動きを選べるから、自然と運動が上手くなると言う訳です。
それでは、引き出しを増やすためには、どのような行動がひつようなのでしょうか?
多種多様な動きを経験するためには、次の動きが不可欠になります。
【36の基本動作】
- 平衡系動作:立つ・起きる・回る・組むなど
- 移動系動作:歩く・走る・跳ねる・滑る・登るなど
- 操作系動作:持つ・運ぶ・押す・引く・積む・振る・投げる・打つ・蹴るなど
これらを子どもに体験させる必要があります。
しかし、見てすぐ分かるように普段から子どもが行っている動作になります。
子ども自身が『あそび』の中で習得した基本動作を身体が覚えてくれている状態になります。
あとは『どれだけ身体を使って遊ぶことが出来るか』が重要になってきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、子どもの運動神経について紹介しました。
3歳頃から子どもの才能は開花すると言われますが、運動神経の黄金期がくることが理由になっています。そのため、普段の遊びでは体験できない「スイミング・クライミング・ラケットで打つ」などの動作を幼少期からさせることがあります。特に泳ぐ動作は、様々な動作を1度に行う必要があり、幼少期からスイミングに通わせることで子どもの運動神経を伸ばす助けになります。
子どもの引き出しを広げられるような育て方ができればいいですね。
それでは(@^^)/~~~。