投資信託を毎月積立てることが出来る『つみたてNISA』ですが、あくまで投資であるため、『必ず増える!!』や『元本割れは滅多にしない!!』と思い込んでいる方も多いように感じます。またつみたてNISAは、放置で簡単に増えると盲信してしまい、何も対策せずに積立てている方もいます。
そんな甘い考えの人に、つみたてNISAの失敗談を今回は紹介したいと思います。これまで積立て自信があると思いますが、反面教師にしていただけると幸いです。
つみたてNISAの失敗例5選!
ケース1.株価暴落で売却
『投資でお金が減るのが怖い』
「年5〜7%で増えていく」と他人の意見を盲信して、毎月つみたてNISAに投資していましたが、米国市場の金利利上げがきっかけで10%も下がってしまい、売却する方も多くいます。確かにつみたてNISAを始めた時期が悪いと言われたらそれまでですが、つみたてNISAは20年間の非課税期間がある長期投資を目的とした資産運用法です。また投資を始めれば、いつかは暴落や急騰に遭遇するものです。一時の感情に流されて売却するのでしたら、投資は控えるべきです。
ケース2.他人に言われて売却
『今後も下がるから売却しましょう』
雑誌やYouTube等で株式市場を予想して不安を煽る方が大勢います。しかし『相場の頭と尻尾はくれてやれ!』の格言があるように、株式相場の天井や底を読むことは誰にも分かりません。他人の言うことに振り回されてしまうと資産が喰い物にされてしまうだけなので、自分の判断を信じるようにして下さい。
ただ一つ言えることは、世界の株価はずっと右肩上がりで、最低15年以上は保有すると資産はプラスになるデータが出ているということです。
ケース3.非課税の未使用
『NISA枠を使いこなせていない』
つみたてNISAは投資信託を行う人にとって非課税枠が40万円設けられている制度ですが、個別株メインの投資手法の方で、投資信託に年間12万円までしか積立て無い方にとっては効力が発揮できません。
他にも、人気のファンドである楽天証券の「楽天VTI」とSBI証券の「SBI−V・S&P500」のそれぞれで積立てていても、NISA講座は証券会社1つでしか作れないため、どちらか一方のみでしか非課税枠を使用できません。またどちらのファンドも米国株式を対象にしたものになるため、個人的には一方で十分だと感じますが、調べずに投資する方はこの意味も判らないと思います。しっかり調べて投資しなければ分散投資をしているつもりになっていることがあるので、注意して下さい。
ケース4.銘柄選定のミス
『債券メインで全然増えない』
損したくないから債券メインで選んだのに、値動きが小さすぎて全然利益が出ないと感じる方もいます。目先の値下がりばかりを不安視するあまり投資を過度に恐れていることや、ろくに調べずに低リスクの債券を選ぶ方が多いです。
リスクの大小に比例してリターンも高くなるので、目標資産額を決めて投資に望んだほうが良いと思います。
ケース5.積立金額のミス
『積立額を高くしすぎた』
3年以内に養育費や急な出費が出ることを想定出来るにも関わらず、貯金として投資資金にしているのは注意が必要です。この先の未来がどのようになるのか判らない不安定な投資は返って資産が目減りする可能性があります。あくまで資産は余った資金で行うようにして、生活防衛資金を別に貯める必要があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、つみたてNISAの失敗事例5つを紹介しました。
株式市場は、『98%が運で2%が実力』と言われるほど社内事情や経済動向、世界情勢などによって左右されます。それなのに他人の情報を鵜呑みにして売買したり、計画性のない投資は資産を減らす原因になり、自分の首を占める危険性があるため注意して下さい。
今後もお金にまつわる情報を発信していきますので、参考にして下さい。
それでは(@^^)/~~~。