思春期の子どもの対応って難しいですよね。
何を考えているか判らず、子育てにイライラすることってあると思います。
そこで、2022年の4月に発売になった『ウチの思春期』を参考にして、特に大事な5つの子育て術を5つ紹介したいと思います。
今すぐやってもらえれば子育てのイライラが減って、1ヶ月以内には子どもにも変化が現れるはずです。
思春期の子育てTOP5!
1.おひめさま声掛け法
『おひめさま声掛け法』とは、思春期にやるべき声掛けテクニックの頭文字をとった言葉です。「お」は、おうえん作戦です。
思春期になると、親子で意見が食い違うことってあると思います。たとえば、『親が行ってほしい学校と子どもが行きたくない学校』のように異なることもあるでしょう。
このときは、「あなたが決めたことなら応援するよ」と、出来るだけ子どもの意見を尊重することが大切です。その道に進むのは親でなく、子供本人だからです。
たとえ選んだ道が間違っていたとしても、長い目で見たらそれは子どもの成長に繋がります。もちろん経済的に応援できなかったり、人に迷惑をかける行為は例外です。
2.しなさい言葉を減らす
「早く寝なさい」「勉強しなさい」などのしなさい言葉は、できる限りやめましょう。
思春期の子は、言われ過ぎると嫌になる生き物だからです。
いきなり0にするのは難しいので、3回言っているなら2回に減らすことから始めましょう。それだけで子どもと無駄にぶつかることがなくなります。
親子関係が良好になるので、本当に伝えたいことを伝えられる関係になります。関係が悪くなって、何も言えなくなる状態だけは避けましょう。
3.「してくれたら嬉しいな」で伝える
何か伝えたいことがあるなら、関係が良くなった後で次の言葉で伝えましょう。それは「してくれたら嬉しいな」です。
✕ 「早くお風呂に入りなさい」
◯ 「早くお風呂に入ってくれたら嬉しいな」
このように言うと、子どもとぶつからなくなります。強制しているわけではないので、子どもは反発心を抱えないからです。親子関係が良ければ、子どもは親の頼みを聞いてくれるでしょう。
4.迷傷法を叱る
迷傷法とは、人に迷惑をかけること「迷」、人を傷つけること「傷」、法律やルールに違反すること「法」の事を指します。
この3つを守れなかった場合は、しっかりと叱りましょう。そうしないと、取り返しのつかない失敗につながるからです。
子どもがいじめの加害者になったら、絶対に許してはいけません。相手の子の命にも関わるからです。
手を出して叱る必要はありません。子どもの気質や性格、問題の大きさによって、厳しく伝えたり、冷静に伝えたりしましょう。
5.子育て成功の定義を意識する
あなたにとって子育ての成功とは何でしょうか?
「子どもを東大に入れる」「親子関係を良くする」など、人によって違います。
「子どもを東大に入れること」が成功であれば、たとえ親子関係が悪くても、東大に入れば成功です。「親子関係を良くすること」であれば、たとえ東大に入っても親子関係が悪ければ、子育ては失敗です。
子育ての定義を作るからこそ、やるべきことが見えてきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、思春期の子育てについて紹介しました。
やはり何をするにも『目標』を持つことは大切です。それは子育てでも例外ではありません。我が家では「子どもたちが笑顔でいられるようにしたい」と思っています。
そのためには、親自身が楽しく笑顔であり、子どもたちに沢山の経験をさせたいと考えています。幼少期・思春期・成人期を経て子どもたちも少しずつ自立していきます。そんな成長を見守り続けられるのは親の特権でもあるので、いつでも後方でサポートできるようにしたいと考えています。
山道ケイ 作『ウチの思春期』を読んで子育ての目標を持つことが出来たので、私にとってとても価値があった1冊になりました。
ぜひ、手にとって見てください。
それでは(@^^)/~~~。
ウチの子、最近、思春期みたいなんですが親子でイライラせずに乗り切る方法、教えてください! [ 道山ケイ ]