財務省の発表で注目を集めた『老後2,000万円問題』ですが、
漠然とした焦りだけあって、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
しかし対策を取らなくては何も変わらない!ということで、30代の私が考えている老後のプランについて紹介していきたいと思います。
老後の生活費対策
老後の生活費と準備方法を確認していきましょう!
もらえる年金と、生活に必要なお金の差額をどうやって準備するか紹介していきます。
1.基本の考え方
- 老後=死ぬまで!
90歳まで生きると”仮定して”、2,000万円たりません!と言われていますが、何歳まで生きられるかは誰にも分かりません。
私は、『老後=死ぬまで困らない』ことを前提としています。
- お葬式は身の丈にあったプランで!
自分のお葬式は、その時ある貯金で出来ることで十分と考えています。
これらは私個人の考え方です。これを前提として紹介していきます。
2.事例から考える
平均的な貯金額から考えていきます。
- 夫:会社員
- 妻:専業主婦
- 老後:有料老人ホームに入居予定
- 貯金額:500万円
老後の生活費について
- 老後必要な生活費:40万円/月(老人ホーム20万円/人月とした場合)
- もらえる年金:22万円/月
- 足りない金額:18万円/月
今回は、この足りない18万円/月をどうやって準備していくかを考えていきます。
是非参考にして下さい。
3.お金を生む方法
結論から言うと以下の3つがあります。
①.高配当株に投資して配当収入を得る。
②.個人年金保険に加入して年金を得る。
③.必要な額になるまで、年金を繰り下げる。
それでは、それぞれの詳細を見ていきましょう!
①.配当金で準備
配当金は、その会社が配当を廃止しない限り一生涯貰える不労所得です。
月18万円の配当収入を得るために必要な投資額は、配当利回りを3%とすると、7,200万円以上必要になります。
1,000万円以上の貯金がある層はごく一部で、7,200万円は夢物語のように聞こえますが、500万円で配当利回り3%で投資をすると月2万円の配当収入を得られます。使えるものは使っていきたいですね!
デメリットとしては、減配や配当金の廃止などのリスクもあります。必要な投資額が大きくなるので、早い時期から投資を学ぶことが有効な手段だと思います。
②.個人年金保険(終身年金)で準備
一定の年齢まで保険料でお金を積立て、その後は積立金をもとに年金をもらう仕組みの保険です。
月18万円の年金収入を得るために必要な保険料は、見積もりによります。
必要な特約をつけて、自分なりのプランを選んでみて下さい。
デメリットとしては、途中解約すると、払い込んだ保険料より戻ってくる保険金が少ない場合があります。
③.年金を繰下げ受給+その間に生活費を準備
65歳以降から70歳まで遅らせて受け取ることが出来る制度です。今回は70歳まで繰下げます。
月18万円の年金収入を得るために必要な貯金額は、2,400+α万円(40万円×12ヶ月×5年)
4.無理だと感じたら...
柔軟に考えて、働くことも視野に入れても良いのではないでしょうか。
パートタイムでも働いて、その賃金収入に公的年金は上乗せするような家計設計を意識することで、一生涯の暮らしにゆとりも出ます。
また、1つの方法だけにこだわらず、色んな方法を組み合わせて柔軟に準備していくのもおすすめです。
20代・30代・40代・50代・60代・70代など世代にあったお金を生む方法は必ずあります。ちなみに私の場合は、お金を生む柱が3つはあります。
若いうちからお金の稼ぎ方を学んでいきましょう!
5.まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、老後の生活費対策について私が考えている方法を紹介しました。
きっと、その時になると焦る気持ちはあると思います。しかし、今!危機意識を持ってつみたてNISAや副業を始める人は、未来で大きな差が出ているように感じます。
先は長いですが、いざ年金を貰う年齢になったときにゆとりを持って対応できるようにしたいものですね。
それでは(@^^)/~~~。