個別株投資するなら売買判断をする基準となる指数があります。その指数が、次の3つになります。
今回は、3つの指数が表す意味と、投資基準となる目安を紹介したいと思います。
3つの株式指数について
株式指数とは!?
企業の株価を評価する際に用いる様々な尺度のことを言います。つまり!指標を見て、その株が割安か割高かなどの判断をするための材料になります。
自分の資産ですから人の意見に左右されず、自分でモノサシを持って判断できた方が良いと思いませんか。資産を守るためにも知識を身につけましょう!
1.ROE
自己資本利益率を表します。
投資家が入金した資本に対し、企業がどれだけの利益を上げているのかを示す指数です。計算式は以下の通りです。
正直、計算式を覚える必要はありません。ここで重要なことは、ROEを見ると会社経営の効率の良さが分かるということです。経営が上手ければ期待度も上がり投資する人も増えるため、株価も上がりやすい傾向にあります。
目安となるROE
- 米国の上場企業平均:18.4%
- 欧州の上場企業平均:11.9%
- 日本の上場企業平均:9.4%
残念ながら日本の経営効率は、世界と比べて劣ります。しかし業種によって高いROEを出す企業もあるので、ここで紹介している数値はあくまで目安の参考としてください。
2.PER
株価収益率を表します。
株価が1株あたり純利益の何倍まで買われているのかを示す指数です。計算式は以下の通りです。
PER(倍)=株価/1株あたり純利益
こちらも計算式を覚える必要はありません。ここで重要なことは、PERを見ると投資家の期待度が分かるということです。よく飲食店やショッピングモールなど優待品を出す銘柄のPERが50倍を超えること場合がありますが、期待度が高いということが一目で分かります。
目安となるPER
- なし(業種や経営内容によって左右される)
PERに関しては、〇〇倍以上は割安、割高といった絶対的な基準はなく、業種や経営内容によって水準が変わります。投資先の過去のPERを見たり、同じ業種の競合と比較すると買い判断の参考になります。
数値が低いほうが株価が割安と判断されるため、活用してみて下さい。
3.PBR
株価純資産倍率を表します。
株価が1株あたり純資産の何倍まで買われているのかを示す指数です。計算式は以下の通りです。
PBR(%)=株価/1株あたり純資産
こちらも計算式を覚える必要はありません。ここで重要なことは、PBRを見ると投資家の期待度が分かるということです。PERと同じですね。(-_-;)w
しかしPERと異なることは、株価を純資産で割った指数ということです。つまり会社が売却されるときに何倍になるか表した数値にもなります。1倍以上という事は、その会社に付加価値があることを表していることになります。
目安となるPBR
- 1倍未満が割安
PBRに関しては、〇〇倍以上は割安、割高といった絶対的な基準はなく、業種や経営内容によって水準が変わります。投資先の過去のPERを見たり、同じ業種の競合と比較すると買い判断の参考になります。
数値が低いほうが株価が割安と判断されるため、活用してみて下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、3つの指数が表す意味と、投資基準となる目安を紹介しました。
知っておくべき投資指標をまとめると次のようになります。
- ROE:会社の経営効率を示す
- PER:株への投資家の期待度を示す
- PBR:株への投資家の期待度を示す
モノサシとして指数を活用する場合は、投資先の過去データや競合他社と比較しましょう。
まだまだ個別株投資をする際に知っておくべきことはたくさんあります。しかし、今回紹介した3つの指数の見方が分かるだけでも、投資の判断基準にすることができます。他にも、暴落を予想する経済指数の紹介も過去にしています。興味がある方は下記リンクをクリックして一読下さい。
株式投資は、『98%が運で2%が実力』と言われるほど、毎日の値動きがどの様になるのか誰にも分かりません。しかしギャンブルと違う点は、銘柄を長期保有出来ることにあります。手数料や税金がありますが、自分が買ったときよりも高く売却することが出来れば、資産を増やしたことになります。どのように株式投資と向き合えば資産を増やすことが出来るのかも記事を投稿していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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