つみたてNISAは、金融庁が定めた基準をクリアした投資信託だけで構成されているのは事実です。
しかし、「国が厳選している商品だから」と適当に商品を選んでしまうのは危険です。
今回は、つみたてNISAで注意ずべき商品の特徴について紹介したいと思います。
ポイントを抑えて投資を行いましょう。
つみたてNISAの商品選択で注意するポイント5選!
1.投資信託が高い
つみたてNISAは長期の投資になるので、手数料(投資報酬)が高いファンドは避けたいです。
目安は、0.3%以下です。
実際に、信託報酬1%程度のファンドは多いです。
大人気のeMAXIS Slimシリーズは、投資報酬0.1%程度で買えるものもあります。
信託報酬の影響を比較
モデルケースを次のように設定して、概算シミュレーションをしてみます。
- 信託報酬1.0%
- 積立額3万円/月
- 運用利回り7%/年
30年運用を続けた結果
積立元本が1,080万円に対して、運用結果は3,400万円になります。
しかし、信託報酬総額は554万円になり、信託報酬控除後では2,846万円になります。
1%でも信託報酬が大きいことがよく分かりますね。(-_-;)
2.アクティブファンド
投資信託は、アクティブファンドとインデックスファンドの2種類に分類することができます。
アクティブファンドの特徴
- 運用目標:指数(インデックス)を上回る運用
- 組入銘柄:調査や分析を通じて優良な銘柄を厳選
- 手数料:高い
インデックスファンドの特徴
- 運用目標:指数(インデックス)に連動する運用
- 組入銘柄:指数と同様の構成
- 手数料:低い
投資信託において、アクティブファンドはパフォーマンスが不安定で、インデックスファンドの方が高パフォーマンスであることが知られています。つみたてNISAでは、インデックス一択で良いと思いますよ。
3.同じ運用で手数料高いファンド
特にインデックスファンドは、基準となる指数が決まっているので、中身が同じファンドは多いです。
同じ指数で運用されているファンドでも、0.5%の差がある商品がたくさんあるので、比較してみてくださいね。
4.債券型ファンド
低リスク低リターンが中心である債券型ファンドは投資年齢にもよりますが、基本的には選びません。
つみたてNISAの最大メリットの1つは、運用益が非課税になることです。
リターンを最大化できる『株式』で運用されているファンドを選ぶべきです。
株式はリスクが高いですが、長期運用を積立することでリスクも低くなり、高いリターンが期待できます。
5.複雑なファンド
投資信託には、「目論見書」があります。
目論見書とは、発行者の事業内容に関する説明書のことです。
内容を見て、自分が理解できない内容であれば、投資を辞めておいた方が良いです。
アクティブファンドは、複雑な内容も多くあるので投資する場合は、注意してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、つみたてNISAで注意ずべき商品の特徴を5つ紹介しました。
長期投資をすることで、リスクを低くして高いリターンが期待できるつみたてNISAでは、信託報酬に注意すべきです。長期投資資産が膨れるため、0.1%の差で大きな金額差になります。運用データや目論見書等を見て、必ず確認してくださいね。
また、投資信託は最初の銘柄選定で、その後の運用を大きく左右します。
当ブログでも、私自身も調べておすすめする銘柄を紹介していますので、参考にしてみてください。
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それでは(@^^)/~~~。