子供が言うことを聞かない時に、自分の言うことを聞かそうと叱ることがあります。しかし、自分では気付いていない内に子供を『脅している』ことがあったりします。
自分ではそんなつもりはなくても、「おいて帰るよ」、「おもちゃ捨てるよ」、「おばけ出るよ」、「叩くよ」なんて言葉は十分子供にとって恐怖ですし脅しになっています。
確かにこのような脅し文句は即効性があり、子供を言う通りに動かしやすいですが、脅し続けていると恐怖を覚えたりネガティブになったりするため、本来は良くありません。そんな子供を脅すと起こる3つのデメリットについて紹介していきます。
子供を脅すと起こるデメリット3選!
1.しつけが身につかない
行動する理由が「怖いから」「嫌だから」などの自分に対してのマイナスから逃れるために言うことを聞くだけになります。そのため「人に迷惑がかかる」と注意しても、『なぜそうしないといけないのか?』という理由の部分が抜けているため『しつけ』が身につきません。そのような事を繰り返していると、隠れて悪さをしたりバレなかったら大丈夫という思考になり、人の痛みが判らない育ち方になる可能性があります。
2.恐怖心が生まれる
恐怖心は子供にとって何も良いことはありません。「早く寝ないとおばけが出るよ」と脅しても、怖くて寝かし付けるために時間がかかったり夜中に起きて怖さなのあまり夜泣きしてしまいます。また子供が鬼やお化けの存在が嘘だと分かると、親はそれ以上の恐怖心を与えようと脅しがエスカレートしてしまいます。
3.子どもが使うようになる
子どもにとってお手本は親の行動がほとんどです。
そのため、『脅し文句』を使っていると、今度は子どもがお友達や親に向かって同じように『脅し文句』を使うようになります。友達に「おもちゃ貸さないと叩くよ」や親に「おもちゃ買ってくれないと勉強しない」のような脅し文句が常習化してしまうため、使い方には注意しなければなりません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、子供を脅すと起こる3つのデメリットについて紹介しました。
嘘の『脅し』がバレると効果がなくなり、更に強い恐怖を与えるようになるため、子供の精神衛生上よくありません。しかも親からされた経験が相手をコントロールする方法の1つと認識してしまい、脅す、交換条件をつけるなどの卑怯なスキルを教育していることにも繋がります。絶対に悪い方向へ行くとは限りませんが、子どもは周りの環境にも敏感で何でも真似をしてしまうため、親である私達が気を付けなければなりません。
子どもからすると親はいつでも自分の味方でいて欲しいと思うし、親になった今でもずっと子供の味方でいたいと思うものです。感情的にならずに叱り方にも愛情を持って応えて行きたいですね。
それでは(@^^)/~~~。